2016年4月
治療に時間がかかる病気
今年は流行のスタートが遅れたインフルエンザですが、その分流行期間が長引いているようで、この原稿を作成している3月末現在でも毎日のようにインフルエンザに罹った患者様が受診されます。 また今年は昨年よりスギ花粉の飛散量が多かったようで花粉症の患者様も多数受診されました。 インフルエンザも花粉症もそろそろ終息に向かうと思われますが、今月一杯は十二分に注意を払う必要があると思います。 適切な治療を行いますとインフルエンザでは約1週間で、花粉症でも約2ヶ月で健常な状態に戻ることができますので、医者の立場からするとこれらは治療終了時期の目途が立てやすい病気です。 しかし病気の中には治療に数ヶ月から数年必要なものもあり、このような病気では治療終了時期の目途が立たず、患者様はもちろん医者にも強いストレスがかかることになります。 今回は治療に時間がかかる病気の代表例について説明させていただき、治療に時間がかかる理由を知っていただきたいと存じます。 当院では以上のような病気にかかられた患者様にはできるだけ局所所見をお見せして 治療経過を説明するよう努めております。治療に時間がかかると説明があった場合は覚悟を決めて根気よく治療に取り組んでいただきたいと思います。 患者様の中には少し症状が改善すると病気が治ったと自分で判断し治療を止めてしまう方がおられます。治療を途中で中断すると結果的に病気を慢性化させてしまう場合もありますので医師に治療終了を告げられるまで治療を続けていただきたいと思います。